龍雲寺概要


臨済宗妙心寺派
宝珠山 龍雲寺
 永享年間(1429〜1441)に創建。開山の一笑禅師は天寧寺開山・愚中周及禅師の高弟である。本尊は聖観世音菩薩。

 創建当時は胴ヶ谷(公誠小学校の奥)にあったが、火災で焼失。元禄年間(1688〜1804)恵弁禅師により現在地に再興された。二世愚庵禅師は、彼の有名な白隠慧鶴禅師の高弟であり、龍雲寺が最も栄えたのはこの時期である。

 先代(十九世)正道和尚は、昭和26年、隣接地に龍雲寺保育園を設立、平成12年に創立50周年を迎えた。また、昭和49年には十世正俊和尚が社会福祉法人として福知山市前田に花園保育園を設け、現在も園長として活躍している。

 寺の行事としては、観音講、達磨忌、地元の子供達を集めた花祭り、地蔵盆などがあり、賑わいを見せる。

 春には山々にコブシ、山ツツジが咲き乱れ、山里豊かな土地である。

龍雲寺のわびすけ

 何も自慢の出来るものは有りませんが、これは 胡蝶わびすけ です。相当な古木で閑栖の幼い頃にはあったそうです。毎年春になると、手入もしてないのに沢山の花を咲かせます。
 わびすけは、花が小さく咲き、茶花としてよく用いられるツバキの園芸品種であります。
この木の品種の現存する最も古い個体としては、大徳寺山内の総見院にある、秀吉が千利休から譲り受けて植えた、わびすけが有名であります。(昭和58年6月京都市指定天然記念物に指定)
 当山のわびすけは何のゆかり、言い伝えもありませんが、雪にも負けず頑張ってます。
 これから、”胡蝶わびすけの寺” として宣伝しょうかなと思ってます。 



わびすけの修理



 今年8月の終わりに造園等の専門家の方にお願いして、傷みのひどかった所を修繕してもらいました。愚庵帖の9月の所でも書いています。
福知山市堀森垣にある「小出春楽園」さんにおたのみしました。これまでの雪で耐えていた事です。

新しくなった本堂の屋根



 近年、本堂の銅版屋根の雨漏りが激しく、昨年より総代会、役員会の承認をいただき、吹き替える事となり、事業が進み平成13年3月下旬より、工事の着工と成りました。
 檀家の皆様においては、何かと農集排等のさなか、多大なるご負担をいただきました、感謝申し上げます。
 
 工事は、地元の出身であります、京都の細見工務所様にお願いしました。
村の八幡神社、御神輿の修理もされた、京都でも指折りの宮大工ですから有名な神社寺院の仕事をされています。

 細見様とは、ご縁があり、本家は勿論のこと当山の檀家様ですが、私の京都、岩倉にあります親戚の寺の本堂新築をされた不思議な縁があります。
これも、仏縁でしょうか。もちろんこの事は、私が龍雲寺に来てからわかった事です、世間は広いようで狭いものです。

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