平 成 16 年 11 月 の 日 記 帖


平成16年11月30日(火)

 画像お休み

 予定していましたように、今日は岐阜県は多治見市の虎渓僧堂へ行きます。午後からはではありますが老大師に相見(しょうけん)して過日、大変お世話になりました、災害復旧のお礼をいう事となります。
 明日から大接心という、前日で大変申し訳ないのですが、都合がなかなか付きませんでした。

 少し予定より早く出発し、寄りたい所があるので行く予定です。
明朝と言うより、夜中でしょう。早起きの方でもこれを読まれた頃には高速道路を走っているでしょう。
ですので、ネタ不足となってしまい、画像をお休みします。
 旅先で何かいいネタがあればいいのですが。

では、行ってきます。

平成16年11月29日(月)

 み か ん


 昨日の日曜日は、午前中曇っていましたが午後からは晴れ間も出て時雨ることなく穏やかな日となりました。何度も言うようですがこの時期時雨れて雪が混じっても不思議ではありません。
大変ハードな日曜日となりましたが葬儀も無事に終わりました。さすがにトシにはかないません、薬石後は早くに、気がつけば布団の中にいました。

 そんな事で、最近多忙な日々を過ごしていたので愚庵帖のネタを用意する事が出来なかったのでデジカメのファイルを探しました。
そして探し出したのが、ご覧のみかんです。

 この時期、と言うより年末にかけては欠かせないものです。コタツにあたりながら食べるのが一番美味しいように思います。
最近、ホームセンター等でも販売していて観賞用なのかどうかは分かりませんが、庭先で見る事が出来ます。福知山近辺でも果実が未だ青々している時は分かりませんが、オレンジ色に染まってくると良く目立ちよく見ます。
こんな寒い地方でも実るものだと感心はしますが味の方はいかがなものでしょうか、甘いのか取って確かめる事は出来ません。

 画像のみかんは、過日四国巡礼に行った時に撮ったものです。さすが四国半袖でも十分なぐらいの陽気でした。札所近くにあったみかん畑です、収穫前の美味しそうな色をしています。
聞く所によると、取りたては甘味が少ないとか、室でしばらく寝かせと置くと甘味が増すと聞きました。
みかん農家ではないので分かりませんが、一度に出荷しても値が崩れるので調節して出荷されるのではと考えるのは、素人の私の考えです。

 法事の席で、みかん作りの方があれば話を聞く事が出来ておもしろいのですが、出来ません。その道の業界の方の話を聞くのが好きなのです。
不可能ではなく、舞鶴の由良近辺へ行くとみかん畑があり、みかん狩りを楽しむ事が出来ます。日本海側でみかん狩りとは少し驚きですが、海に近く山の斜面を利用していて温暖なのでしょう。
近くにありながら、みかん狩りは実現していません。

 今日は法務関係はありませんが、小学校が参観日の代休なので、行ける時に何処かへということで、お出かけとなりそうです。
はたして何処へ行きますか、、、。
 私は明日、岐阜へ行かねばなりません。

平成16年11月28日(日)

今だ残る爪跡 


 昨日の午前中は曇りがちの天候でしたが、午後からは晴れてきました。時雨れる事もなかったのでこの時期にしては比較的暖かい事と思います。
午前中に届いた、葬儀用の書き物(位牌や塔婆、四旗等)を書いたりに追われました。筆文字が苦手な者にとっては疲れます。

 今日の話題は、水害の話題となります。
被災された方にとっては思い出すのも、と思われるかもしれませんがご了承下さい、紙面やニュースでは伝わらない事をお伝えしたいのです。

 画像は、福知山市内の下天津(しもあまづ)近辺です。大きい建物は、下天津小学校の校舎と体育館です。裏手の由良川堤防から撮った事になります。画像中央の道と国道175号線が合流する所に位置すのですが、10月20日の当日は、この近辺は氾濫した濁流で水没してしまいました。
手前のゴミと画像中央の学校の土手にある、フェンスが倒れ流木等が引っかかっているのが当時を物語っています。
 グランドを含め校舎の一階は床上浸水となりました。由良川氾濫の事を考えてのことと思いますが国道175号線よりは高くしてありす、それにもかかわらず床上まで水位があったとは想像以上の水量だったのでしょう。

 国道175号線は、度々報道された観光バスの屋根から救出された場面となった国道です。現場は舞鶴市ではあるものの大江町との境の近くになります。
龍雲寺保育園の先生が舞鶴から通勤していますが、20日当日は普通に勤務してもらい猛烈な雨の中を帰り、現場を午後6時30分前後に通過していますが、その時は未だ車で通ることが出来たそうです。
途中、冠水している所もあったようですが何とか由良川を渡り自宅近辺まで戻りましたが、結局帰ることが出来ず近所の中学校のグランドに避難して一夜を明かしたそうです。
(こんな台風の最中でも保育園は市からの指示がない限り休園等の対処が出来ないのです。ご了承下さい)

 先生からの話で想像するのに、国道が水没したのは午後8時頃と思います、もう少し早かったかもしれません。国道で何台もの車が水没している事から、凄い速さで水位が増えてきたように思います。
画像に映る道は、国道から福知山市街地へ通じる市道ですが4日間ほどは、ドロの除去等で通行止めとなっていました。
まだまだいたる所に残る被害の爪跡、元に戻るのにはまだまだ時間がかかりそうです。

 今日は午後から葬儀があります、午前中に3軒の揚げ法事を本堂で済ましてからの式となりますので、終日ハードな日となります。
天候は晴れるようです、一安心。

平成16年11月27日(土)

秋 の 雲 


 昨日は午前中は晴れていたものの午後からは曇り出しました。午前中の方が寒かったのですが午後から特に夕方ごろには、この時期にしては気持ちが悪い程の生暖かさとなりました、もう暗くなっていましたが午後6時前で17℃程と暖かくなりました。
送迎が終わってから法務がありましたが、用件が終わるごろまで昼までかかりました。

 今日の画像は、また雲ネタからです。
何度も何度も雲の話題を取り上げましたが、ようやく落着いて空を見ることが出来るようになりました、気持ちに余裕が出来てきたのでしょうか、少し言い過ぎかもしれません。
ご覧の雲は、過日天候の良い、いかにも秋晴れと言う日の夕方、午後4時を回った頃の雲原の西の空に浮かんでいたものです。

 何雲というのかは分かりませんが、筆でボカシ書きしたような感じの雲です。雲原の雲でしょうか?
もう太陽は山に隠れていますので少し夕焼色に染まっています。
 27日現在、日の出が午前6時43分、日の入りが午後4時48分、日中の長さが10時間5分です。日の入りも早くなりました、午後5時には暗くなっています。
日中の時間も短くなってきました。

 この時期にしては、珍しい秋の晴れ間が続きます、比較的安定していると言えるでしょう。
今年の夏は、前半は猛烈な暑さ、後半は台風の影響で安定せず不安定でした。この秋は、後半安定していたように思います。

 過ぎ去ってしまえば、あの台風23号はなんだったのかと思います。この穏やかな空を見ていれば想像がつきませんね。

 雲原内に葬儀が出来ましたので、今日と明日は多忙な日となります。今日の夕方が通夜で明日の午後から告別式です。
今日一日は、準備等に追われる土曜日となります。

平成16年11月26日(金)

狂 咲 ? 


 昨日は朝から曇りだし今にも時雨れそうな天候となり少し降ったもののその後は回復したような、しないような変な天気となりました。午後からは晴れ間もあり大きな崩れはありませんでした。
 そんな日でしたが、ハードな一日となりました。午前中は仏教会の会議、職場の健康診断、園で事務処理(銀行回り)、と昼を大きく過ぎ帰山して午後からはお墓の開眼法要と時間に追われる日となりました。

 今日の話題はこの時期にしては珍しい花の話題となりました。
画像の花、ヤマツツジです。春になると度々登場します春にはピンクの奇麗な花を一杯さかして賑やかになるのですが、なんとびっくりいま咲いています。
台風23号が来る前後から咲いていたように思います、水害ではっきりとは憶えていませんが、何が原因なのでしょうか?
 一輪二輪ではなく結構咲いていますし、この株だけです。他にも数株ありますが咲いてはいません、これは狂い咲きでしょうか。

 今年は、数々の台風到来で海岸に近いところでは塩害の影響でサクラが咲きだすという事がありましたが、雲原ではそんな事は考えられません。
果たして何が原因なのか素人では、無理な話です。

 しかしこの寒い次期、近辺ではサザンカが満開となっています。ヤマツツジも見れて殺風景な境内に花を添えています。
この咲き方が、何かの前兆なのか?と思うのは考えすぎでしょうね。

 今日は法務はありません、夜に区の集会があるだけでの何時もどおりの生活、如常ですが、深夜に急な法務関係の連絡が入り日曜日までは法務三昧になりそうです。
復旧作業の大方のめどがついて、ほっとしたのもつかの間でした。

 来週には師走を向かえます、早いですね。

平成16年11月25日(水)

じねん薯 


 昨日も朝から晴れて晴天となりました、時々雲が出ていたもののまずまずの安定した天候です。朝から晴れているので気温の差があります、こんな時は必ず福知山盆地は霧が発生して朝からからっと朝日を浴びるという事はありません。
 復旧作業も細かな掃除等が残るのみとなりました、昨日は庫裏の小玄関辺りにジャリをまきました。どうしても砂の様な細かな泥が入ってきます。雨が降れば汚れるのでまきましたが2時間程の作務、少々疲れました。久しぶりだと、フーフー言います年ですね。

 そこで体力をつけなくてはならればと、元気のつく食べ物を自分で作る事にしました。
画像がその、じねん薯のお吸い物です。久しぶりに食べ物ネタとなりました、本格的な精進料理はありません、出汁はカツオだしを使いましたが薄味に仕上げました。

 じねん薯は、天然物です。過日、大花火さんから頂いたものです、大花火さんごごちそうさまでした。
素材そのものを味わう為に、すりおろしたものに少し醤油をかけて食べるのがベストでしょうが、お汁に入れて、お汁にしていただきました。
作りかたは簡単、お汁にすりおろした物を沸騰している所へ入れて浮いてきたら出来上がりと簡単です。お好みでネギ等を入れればいいでしょう、三つ葉でもいいでしょうね。

 少し茶色くなっているのは皮の部分が入って変色したからです。皮をむいていてシルが付いたのか手の平は大丈夫なのですが手首辺りが急にかゆくなって来ました。
中断してかゆみがおさまるのを待ちましたが、しばらく続きました。さすが天然物です。

 いただいて食べるのは簡単ですが、掘り出すのは大変です、1m以上は掘らなくてはいけないでしょう。掘りやすい斜面であればいいのですがそんな場所ばっかりでもないものです。
ツルが伸び葉が黄色くなって、すでに散っているかもしれません、葉が青い内に目印を付けておいて秋から冬にかけて堀に行くと言う方もあるようです。

 私も何度か行ったことがありますが、道なき道を行き、斜面を下りたり上がったりと大変でした。直ぐ近く、見える所にありながら行く機会がありません。
しかし、クマも怖いし一人で行くのは危険です。

 何度も言いますが、天然物は美味しかった。ごちそう様でした、大花火さん、感謝感謝です!

 今日は、午前中、仏教会の会議へ出向、午後からは一軒石塔開眼あります。忙しい日となりそうです。

平成16年11月24日(水)

秋 晴 れ 


 昨日は朝晴れていたので冷え込み気温は2℃と、この秋一番の寒さとなりました。しかし日中は雲ひとつない晴天、久しぶりの秋晴れとなり窓ごしならポカポカ陽気となり寝てしまいそうです。
山間部なので太陽の日がかげるのは早いですが、この時期にしては珍しく時雨れないのが不思議でした。
 法務のお墓参りも山の中なので助かりましたし、午後からのお寺での法事は西日が入りポカポカでストーブは要りませんでした。
何時ものお接待する客間が、まだ畳が入っていないので本堂内でお茶の接待をして話していましたが、ポカポカ陽気で汗ばむ程でした。

 今日の画像は、過日お伝えした小学校の校庭にあるモミジですが又違ったアングルからです。下の右すみに少し見えるのが雲原川です、台風の時は荒れ狂ったのが嘘のようです。
ご覧の雲原側の田んぼは比較的被害は少なかったのですが、もう少し下の天座側は小川が氾濫して大量に石などが流れ込んでいます。中にはもう再生出来ない様な田んぼあり水害の大きさを感じます。

 今日は法務もなく何時もの生活ですが、月末近くとなり何かと忙しくなりそうです。寺務の仕事があり今日はそれに終われそうです。
どうも、デスクワークが苦手な私は、頭を使わない身体を動かす仕事の方があっています。

 今日辺りから週末にかけて寒気が南下して来て寒くなるように予報していましたが、どうなる事でしょう。早い年なら初雪が降ってもおかしくない雲原、そろそろ冬本番を向かえます。

平成16年11月23日(火)

その後のカリン 


 昨日もいい天気ではあったものの時々曇ったりして気温は平年並みでしょうが、晴れている分少しは暖かく感じました。ひなたは洗濯物干すのに充分な日差しがさしていました。
飛び石連休的な谷間だったので、いつもより他府県ナンバーの車と観光バスが多く走っていました。
 昨日も言いましたが台風の被害で観光ルートが変ったのか、道路状況が悪いので来るのかは定かではありませんが京阪神の車が多く感じました。

 今日のネタは、春から再三お伝えしているカリンです。
学校の校庭にあるカリン、花からお伝えしていましたが今は葉も落ち黄色くなって落ちています。頂いてカリン酒を作ろうと思っていましたが台風の被害で吹っ飛んでしまいました。
毎年見ているわけではありませんでしたが、昨年比べれれば少し実は小さいように思います。今年は平均してテニスボール位のものが多く実っています。今年は当たり年だったのでしょうか、来年は少ないかもしれません。

 作っても飲めないのでもっぱらさしあげるだけではありますが、作るまでの過程もなかなか楽しいものがあります。
梅酒も数瓶ありそろそろ賞味出来そうになってきました、味わいは分かりませんが梅は正真証明の南高梅ですので割合があっていればいい出来と思います。
少し味見しなくては、、、、、。

 今日は忙しくなります、午前中は1ヶ月前の台風の中に葬儀した宅の満中陰法要と納骨と石塔開眼があります。午後からは本堂にて揚げ法事が一軒あります。
又、朝のうち加古川市から、台風の被害でお墓が崩れ落ちた当家の身内の方が相談に来山されたりと多忙な日となりそうです。
昨夜も区の人権学習会があったのですが、この頃スイッチ切れてコタツでウトウト撃沈状態でした、疲れが蓄積されているのか、最近、薬石後は気力がなくなります。(かままこさん、すみませんでした。言い訳しています。)

 今朝も晴れているので寒く少し冷え込んでいます。放射冷却でしょうがこの様なときは晴れるので天候はいいでしょう。洗濯、布団干し日和となるようです。
勤労感謝の日、晴れの日が多いでしょうか?

平成16年11月22日(月)

冬の味覚 


 昨日は晴天の日曜日だったものの時々雲っては時雨れる典型的な冬空となりました。午前中は一軒法務がありましたがその後は予定がなかったので庫裏内の片付けをしていました。
畳が敷けたので荷物等を元へと戻しつつあります、残っていた一部屋の床板も張れたものの板が乾いていなかったのでしばらく畳を戻せません。
大工さんとの話し合いで庫裏裏の細かな補修は来春という事になりました、もう直ぐしたら雪が積もるため乾きが遅いとこと、通気を出来るだけして床土を乾かすこと等からです。
表の見える部分は正月までには何とかなりそうです。

 今日の話題は、冬の味覚の王者である、松葉カニです。
過日行きました、本場は浜坂のお寺様からなんと宅配便にていただきました。ご存知の方もあることと思いますが、カニの足に付けてある青のタグが浜坂漁港で水揚げされた松葉カニの証です。確か港でタグの色が違ったかと思います。(違ってたら済みません)

 早速いただきましたが、子供たちのお腹へ収まりました。私はほんの少し賞味しましたが、もっぱら料理に専念、料理といっても殻に切れ目を入れて食べやすくするだけです。
しかし、手が、痒くなる事はありませんでしたが少し赤くなりました。ここまで言うとお分かりと思います、カニアレルギーなのです、少しトラウマ的なのですが、過去には蕁麻疹も出たこともあります。
以来、要注意なのです。しかし鮮度がいいと大丈夫なのでしょう、贅沢な話でごめんなさい。

 今年は台風23号の影響で、風評被害とまでは行かないものの控える方もあり多少なりとも影響があるように聞きました。
これから年末を向かえ、12月に入ると値が一段と上がるとかといいますが、カニ好き方は本場へ行って賞味下さい。

 今日は、「小雪」です。雪が降ってもおかしくない季節がやって来ましたヤレヤレ。

平成16年11月21日(日)

今年の紅葉 


 昨日は朝のうち少し雲がありましたが、その後は晴れていい天気となりました。絶好の洗濯日和なのですが山の中、日が差し込むのも遅いので外に干せるのはほんの少しで、午前11時ごろから午後3時過ぎごろまでぐらいです。
午後4時ごろには日が山の陰になり、あっという間に日が沈みます。5時頃には薄暗くなって来ます、「秋のつるべ落とし」というものでしょうか。

 そんな中、秋も深まり紅葉も終わりと言った感じですが今年は何時もの紅葉とは一味も二味も違うように思います。私だけなのか。
台風23号が来た頃に少し色づき始めていた頃だけに台風の風で葉が全部とはいいませんが少し散った様に思います。
山々の紅葉は、新緑の頃のコントラストとは又違って紅葉色が見られるのですが自然任せのものですので今年は色が薄いように思います。

 紅葉の名所もそれなりに良い紅葉となっているのですが、今年はやはり台風の影響なのでしょうか。画像は学校の校庭にあるモミジです。この木はいい色となっていました。
今年はゆっくりと味わっていられませんし、紅葉のいい時期に撮影に行くことが出来なかったので残念なところです。近くで我慢しました。

 当山は気のせいか紅葉樹が少ないように思います。掃除が大変と言えば大変なのですが、お寺には映えますね。
昨日も京都は岩倉にある実相院から紅葉の中継をしていましたが、この時期秋の行事が多くめったに行く事は出来ません。
東山界隈も一番いい所で観光客も多いのですが休日は慢性的な交通渋滞と言う事でニュースになっていました。

 福知山でも紅葉の名所はあるのですが結局行くことが出来ませんでした。
私がいた、岐阜県は多治見市の虎渓山は紅葉には持って来いの名所でした。近くの公園からもこれるのでこの時期、境内は観光客で賑わいます。
見ごろは少し過ぎたでしょうが、この週も少しは残っているでしょう。

 今日はお寺で法事が一軒あります。最初は当家で行う予定でしたが台風で納屋が潰れてお寺でとなりました。影響がこんな所にも現れます。

平成16年11月20日(土)

秋 深 ま る 


 早いもので、あの台風の水害から今日で1ヶ月になります。今から思えば昼から夜にかけての出来事なのに何だったのかと思ってしまいます。
土石流でせき止められた所で家内と懐中電灯を頼りに流されない様に、溝の石を取っていて、これはどうする事も出来なくその場を去ってからしばらくして土石流が発生しました。あの時、あともう少しいれば生き埋めになっていたかもしれないと、話しています。
 偶然とは言うものの今から思えば、何故あの時あきらめてその場を離れたのか?不思議です。今こうして元気でいるのも、ご本尊様のおかげなのでしょう。

 崩れた川の護岸や、山はそのままです。まだ爪跡が残ったままです。測量をしている方をあちこちで見かけます。本格的工事はこれからまだまだかかる事と思います。
雲原もこれから雪のシーズンを向かえます、今年はどんな冬になるのでしょうか。当山も一部屋床板が張れず畳が敷けません。
年内には何とかなるでしょうが、細かな補修は来春になるかもしれません。

 あれから1ヶ月と言う事で前説が長くなりましたが、今日の本題へ。
ご覧の画像は、檀家さんの軒先に吊るされた干し柿です、吊るし柿とも言うのでしょうか。これを見れば秋も終盤、冬がやって来たなぁと思います。
今年は、クマが出没で各地で木に登り食べているのを良く聞きましたが、よくも残っていたものです。
木の幹にトタンを巻いたりして、クマが登れなくして守っていたのでしょう。

 正月の鏡餅のお飾にはなくてはならないものです。寒ければよく乾き白い粉がふきます。子どもの頃はよく食べました、今のように食べ物がなかった時代です、皮をむくところから手伝って楽しみにしていたものです。
 
 それと干し柿を見て思い出されるのが、西宮市の僧堂にいた頃当時の老大師のご出身が岐阜の美濃地方だったことから、干し柿を朝のご挨拶の茶礼の時に頂いたことがありますが、それは感激する美味なるものでした。
1つ、数千円するものということでしたが、これにも驚きでした。

 そんな思い出のある干し柿なのです。今日は何時もの土曜日となりますが、日曜日からは忙しい日がやって来ます。

平成16年11月19日(金)

水の力とは 


 昨日は天気予報の通り朝から曇り、近畿北部は夕方には雨になるように言っていましたが、福知山では昼前には雨が降り出しました。この雨でドロが流れればばいいのですが、ぬかるんでしまうだけです、水害で流れてきた泥のような土には困ったものです。

 今日の話題もまたまた水害関連となりますが、早いもので1ヶ月が過ぎようとしています。寒そも加わりあっと言う間に年末がやって来ます。
ご覧の画像は、由良川沿い、国道175号線の大仙(だいせん)という所の近くにある電柱です。ですが普通の電柱ではなく、過去の水害での水位を示したものです。
先の3ツの標識的なものが水位を示してあります、「○○年台風○○号水位」と示してあります。

 驚くのは、根元からポッキリと折れている事で洪水での水の力の凄まじさを生々しく伝えています。
この電柱の高さを軽く越える水位であったことは確かですし、この電柱より高い所を走る国道175号線は完全に水没、ガードレールも見えなくなったのですから、大きな湖の様だったのでしょう。
国道沿線の家々は、床上浸水でテレビ等の電化製品が軽く浸かるぐらいですから凄まじいものだったと思います。人事のようですが被災された方々の心痛を察しいたします。

 台風以後の新聞報道を読んだりしていて、今回の台風では、長い時間に渡り由良川流域に雨が降り、各河川から由良川に流れ込んで短時間に水位が増えていったようです。
河川の護岸工事等で水はけが良くなっている事も原因の1つでしょうか。由良川も危険水位を早くに突破して、福知山中心部の堤防を、あと数10cmで越える位の水位だったようです、もし決壊していれば、中心部に流れ込み、豊岡市のようになっていた事と思います。

 由良川上流には、大野ダムがあり限界ギリギリまで放流を抑えていたとも聞きました、市役所へ非常勤でお勤めの檀家さんの話では、午後4時頃には大野ダムから行政に放流の連絡が入り、危険の旨が伝えられ、正職員以外の方々は帰宅の指示があったようです。
街中も広報車が出て、各地区の避難場所へ非難する様に広報されたようですが雨音で聞えなかったようです。避難指示の伝わり方も今後の課題のように昨日の新聞の記事にありました。
また、郊外のある地区では有線放送で避難するように伝えられましたが、その時にはすでに由良川が氾濫していて幹線道路が水没していて避難出来なくお寺に戻られた和尚さんもあります。

 由良川沿いある数箇所のサイレンも何で鳴っているのか、聞えなかったりと、後になって取りざたされる事が出できました。
昨日の両丹日日新聞で、検証台風23号での記事になっていますのでサイトをご覧下さい。

 今日は雨が降ったりやんだりのようです。ようするに冬型の時雨の天候のようです。日に日に寒くなってきます、動くのがおっくうとなり部屋から出るのが嫌になってきます。
こんな事では、いかんのですする事は山積みです。

平成16年11月18日(木)

土砂搬出完了 


 昨日の朝は久しぶりに冷え込みました、放射冷却というものです。車のフロントガラスの露が少し凍っていましたが、本来の寒さではありませんね。
晴れて洗濯日和の日となりました。

 そんな良い天候ではありましたが言っていましたように、僧堂再建の件で兵庫県は浜坂町と香住町のお寺へ言って来ました、この地名を聞いてビンときた方は蟹好きの方でしょうか、松葉蟹の水揚げされる本場です。
現地で老大師と合流となり、地元の会下(えか・OBのこと)和尚さんの案内で4人ほどで挨拶に回りました。帰りは、豊岡市内を通り但東町へ抜けて帰ってきましたが、各地に水害の爪跡が残り生々しいものでした。

 また被害のこととなりますが、当山に流れ込んだ大量の土砂が画像の通りに広場に積み上げられていましたが昨日、搬出完了しました。
思っていたより早く済みました、やっと車が置けるようになりましたが、ぬかるんでいる所もあり靴では歩けない様な所もあります。
さま土を入れなくてはいけないでしょう。

 画像ではどれだけあるかは分かりませんでしょうが、広場をほとんど埋めていました。よくもこんなに流れて来たものと感心します。
あっと言う間に流れ込んだのでしょうが、搬出作業は随分と時間がかかりました。
事情を知ってお見舞いに来山頂いた方々は、この大量の土砂を見てビックリされていました。

 先人の知恵と言うのでしょうか、お寺といえばだいたい災害とは無縁というか安全な所に建てられているものです、過言かもしれませんがそんな場所に建つお寺が多いように思います。
当山も過去の歴史を見れば、数百年前に火災になっているものの水害は寺暦上初めてのことと思います。
これ位の災害で済んでよかったと思います、建物が倒れたりしていれば、と思うと身震いしてしまいます。

 今日は午前中、法務で街中へ出向します、昼には帰山出来ることでしょう。

平成16年11月17日(水)

黙 々 と 


 昨日は久しぶりに寒い日となりました、これで本来の気温近くに戻ったもと思います。晴れてはいるものの急に雲って雨が降ります、日本海側独特の時雨の到来です。
紅葉も一揆に深まりましたが今年はじっくりと秋を満喫している場合ではありません、色々とする事があり気分的にもそんな気にはなれないですね。

 先月20日の水害から時間が止まっている様ですし、生活ペースが変ってしまいました。当時の話は何度も言っているようです。
発生当時、僧堂での先輩和尚様の配慮で岐阜県多治見市の虎渓専門道場(僧堂)から現役の修行僧が7人復興作業に駆けつけてくれました。
 僧堂の都合もあり、23日の午後からとなりましたが到着するなり持参していただいた一輪車とスコップ等で境内のドロから取り除く作業にかかってもらいました。
7人の頭(引き手と言います)の雲水さんに指示すればその方が他の雲水さんに指示してテキパキと黙々と作業を進めて行きます。
さすが現役の方、若いし動きが違います。初動復興作業として、大変大変助かりました。我々の数10人分にひってきします。

 実際、親戚の叔父は「兵隊さんが沢山やって来た様だった」と言っていました。もし僧堂からの支援がなかったらと思うと気絶してしまいそうです。
この姿は檀家さんにも言葉は悪いですが、いい意味で刺激になり復興作業に拍車がかかりました。
私の息子2人にもそれなりに影響を与えたようです。雲水さんだけではなく、友人の和尚様や先輩和尚様がつぎつぎと入れ替わり立ち代り、お見舞い方々作業していただく姿は、子供達にとっては凄く新鮮であり、強く心に刻まれた様です。
将来これが役に立てばいいのですが、記憶が何処まで残る事でしょうか。

 画像は、床下の土砂を畳を上げ、床板をはがして搬出して山になりつつあるところです。本堂と庫裏の間の部屋で裏手の中庭になります。
雪が降れば雪で一杯になる所ですが土砂で一杯になるとは思ってもいませんでした。
この場所は初期に流れ込んだのかどうかは分かりませんが、砂が多くて運びやすかったのですが場所によっては、田んぼのドロの様なところもありました。

 広場兼駐車場に山のように積み上げられていた土砂は、今日現在ほとんどなくなりました。すっきりと奇麗にとはいきませんが雨が降るたびに少しつづ現れて奇麗になる事と思います。
で、なければ来春には、まさ土を入れなくてはならないでしょう。

 今日は、僧堂の再建関連の用事で兵庫県へ出向です。天候は晴れるように言っていましたが日本海側なので時雨るかもしれません。

平成16年11月16日(火)

学 校 も 被 害 


 何時もの生活に戻りつつあります、台風来していなかった園の送迎業務も替わりの方に頼んでいましたが今日から再開です。
 昨日の午前中は雨の天候、昼からは上がり晴れ間も現れましたが少し寒い日となりました。何時もの年なら霜も降りても、いや雪がちらついてもおかしくない時期です、今年は暖かいようです。

 さて、また水害の話なりますが、まだまだ各地も手付かずの所もあります。
今回の水害では、公誠小学校と北陵中学校も大きな被害を受けました。ご存知の通りに同じ敷地内にあるだけに学業にも支障が出ています。

 場所的には水害等を受ける場所ではなかったのに想像以上の雨量であり、校舎後方には広い谷間であった事も災いしたのか、先生の話ではグランド辺りから凄い量の水が流れてきたそうです。
特にグランドはスキー場の上の斜面が崩れ、スキー場を一揆に滑り落ちグランド全体を覆い尽くしました。多い所では1m近く堆積しているところもあります。

 木造の中学校校舎は一部土砂が接している為に危険との事で、立ち入り禁止となり近くのコミセンの施設を借りて授業しています。これは応急の復旧工事が終わるまでの措置というものの生徒達にとっては大なり小なりストレスとなっているのかもしれません。
過日もPTA全体で復旧作業に出ました、しかしまだまだ問題が山積しています。
昨日の地元紙に記事となりましたので詳しくは新聞社のサイトをご覧下さい。気がめいるような話ばっかりとなりますが、生徒、児童達は文化祭も行い元気に学校へ通学しています。

 親としては、僻地であり過疎化が少しずつ進むだけに教育行政が取り残されてしまわないかが心配なところです。
PTA役員等が中心となって行政に陳情に行く予定でもあります。

 画像は、小学校校舎の横の土手が崩れて基礎がむき出しになっているところです。下水工事も終わったばっかりだけに痛ましい状況です。
ニュースの報道を聞いていると、中越地震の被災地に比べれば随分と軽いことなのかもしれません、村が水没して行く現状を目のあたりにしている人々の心中を思えば幸いと思いたいです。

 しばらくは、水害の話が続きそうですので申し訳ありません。後世に伝えておきたいし、広く多くの方に知ってもらえればと、思っています。

平成16年11月15日(月)

水 害 か ら 


 更新再開です。

 早いもので台風23号の水害から1ヶ月近くになろうとしています、当日の雲原近辺やお寺の状況はご存知の通りかと思います。
福天地方に甚大な被害をもたらした水害は未だ各地に爪跡を残しています。当山も思ってもいなかつた水害にあいました。
当日は何時ものような雨降りの朝を迎えましたが、昼前頃から強い雨となり次第に強くなってきます。法務もあり全て終わった頃には猛烈な雨となっていました。この頃には境内の横わ流れる小川(溝)が氾濫して消防団の方々に助けに駆けつけていただきましたが手のつけられない状態、すでに暗くなっていましたが停電していました、やがて小規模の土石流が発生し濁流が庫裏と本堂の裏手に周り、床下へと流れ込みました。

 本堂床下から辺りからを中心にあらゆるところから水が流れる状態、境内一面川のようになりました。やがて団員の方に非難した方がいいように指示されましたので、家族手分けして身の回りの物を短時間にまとめて車へ、私はお寺にとって一番重要な過去帖をナイロン袋へと入れて寺族が車に分乗して非難しました。
住職としては、苦渋の選択でしたが人命にはかえられませんでした。

 山門からは水が溢れ出し、石の階段は滝の様に濁流が流れていました。国道までの道は、まるで車で激流下りをしているが如くの水量、お年寄りや子供なら流されてしまいそうなぐらいの流れでした。
実際、私の前を走っていた家内が道の中央で立ち竦む檀家さんを車に乗せましたが、ドアを開けたら車内へ水が流れ込んでいました。

 公民館へと向かいましたが、各地で川が氾濫、国道176号線は川のような状態で結局公民館へはたどり着けず近くのコミセンへ非難しました、時間をはっきり憶えていませんが午後7時30分頃だったでしょうか。その時点で国道、幹線道路は各地で土砂崩れで通行不能となっており翌日まで雲原近辺は孤立していました。

 一夜を殆ど眠れないまま過ごし、薄明るくなった頃に寺に戻りましたが、建物への被害は最小限な事を確認し一安心しました。
やがて明るくなってから戻りましたが、ドロと土砂で埋め尽くされた、本堂の床下からは川の様に奇麗な水が流れている状態、呆然自失とはこの様なもの何から手をつけていいのか分からないものの、とりあえず、水の流れを変えるべく家族で取り掛かったしだいです。

 停電していたので、外部との連絡は携帯電話のみ、とりあえず保育園の対処と連絡をして余裕が出来たのでモリアオ和尚さんに連絡して状況を伝えるのが精一杯でした。
22日、朝からは親戚や家族全員で復旧作業に取り掛かりました。とりあえず完全に土砂と石で埋まった水路を掘り出す事を最優先に取り掛かりました。

 まだまだ話す事はありますが、長くなりますのでボチボチとという事で。現在は大量に出て広場に積み上げてあった土砂は専門業者さんによって搬出中、今週中には終わる事と思います。
まだたまする事はありますが、ひと段落です。
檀家さんをはじめ法友の和尚様や友人の和尚様には、お見舞いもさることながら色々と大変に助けていただきました。
感謝の二文字では言い表せないほどお世話になりました。

 最後になりましたが、画像は翌日10月21日の境内です。石畳は完全に埋まっています、山門近くはドロで長靴が脱げてしまう程の深さでした。